「同じように育てたのになんでこんなに違うのかしら」
と母親に言われたのが10年前、私が25歳の時でした。
コミュニケーションが下手で人間関係が苦手な3つ上の兄は高校大学・・・全て推薦入学で優秀な子供。
一方、私は愛想はいいけど学校にも行かずバイト三昧。成績も悪かったので不出来な子供。
今でもふと母に言われた言葉が忘れられません。
「同じように育てたのに」
それってそもそも合っているのでしょうか?
母親は「こんなに違う」と言っているので差があるんでしょうね。と、言うことは「同じように育てるのは違うのでは?」が私の答えです。
子育てに「正解」や「不正解」はないと思っていますがここでは私の体験を「子供が伸びるヒント」として紹介したいと思います。
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母が目指した子育て
母は1人娘で大切に育てられた箱入り娘。家が厳しく遊びにいくこともなかなか出来なかったと言います。
「子供が生まれたら束縛せず自由にさせてあげたい」これが母の「自分が育てられたかったように子育てする」と言う物でした。
自分の両親が厳しかった反動でそうなるのは分からなくもないのですが・・・
赤ちゃんでも分かる性格タイプ
赤ちゃんの頃兄はメソメソぐずぐず常に泣いている子供だったそうです。
私はお腹が空いたら泣き、お腹いっぱいになったらよく寝る子供でした。
すでにこの時で分かるように「性格」が違うのです。
兄は感情型
私は本能型
「下の子は手がかからないのは本当ね」だけではなかったのです。
自由にさせると言う意味。
私は本当に自由に育ってきたと思います。本当に自由。
親から学ぶこともほとんどなく、16で社会に出ましたが空っぽでした。
頭がからっぽと言うか「ああ、何も知らなかったんだな。私」と言う落胆に近いもの。
母親の言った「自由」とは学ぶことですら「自由」にさせていたため、私は本当に無知でした。
人生に必要なものを自ら掴みに行く子、親から教えてもらう子
私はどちらにも該当していなかったのです。
「頑張れ」のアプローチパターン
私は「頑張れ」と言われると一気に突き放された気分になってしまう子供でした。しかし兄は「頑張れ」で頑張れる子供でした。
例えばテストの一週間前に
「頑張れ!」
と言われるよりも「テストで100点取ったら先生からも褒めてもらえるよ!頑張って!」とテスト後のポジティブな想像をさせてみたり
「100点を取るには1日●分勉強して頑張ろう」と具体的に手段や方法を与えてもらったほうが私のやる気は出たのかもしれない・・・と思っています。
これ以外にも「頑張れ」っていう言葉を「今頑張っているのに・・・」と否定的に捉えてしまう子もいます。
「せっかく応援しているのに!」と投げ出さず、その子にあった応援をしてあげたいですよね。
フィードバックが何より大事。
小さい頃はギュッと抱きしめて褒めてあげることだけでも伝わっていたのに、いつしか言葉ですら伝わらなくなる時が来ます。
結果を褒めてほしい子もいれば過程を認めてもらいたい子もいます。
「よかったね!頑張ったね!」と満面の笑みで褒めても全く伝わらない・・・そんなの悲しいですよね。
可能性を止めないためにも、フィードバックは性格にあった言葉を投げかけ次に繋げるきっかけにしたいものです。
「性格」によって伸ばし方が違う
人は性格によって「言葉」の受け止め方、感じ方が全く違います。それは子供も一緒です。
「そんなつもりで言ったわけではないのに・・・」と言うすれ違いが親子関係を悪化させてしまったり、人間関係を複雑にしてしまったりします。
子供の「性格」に合わせた子育てをすることで子供の可能性を伸ばし、開花させられることができたら嬉しいですよね。
私のように、大人になってから親の教育方針に疑問を抱き自ら行動する人はなかなかいないと思いますが・・・6歳から子供の「性格」に合わせた声かけや子育てを行うことで遺伝子関係なく可能性を広げてあげることができます。
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